Publicastaをつくった理由
翻訳のたびに記事を別々の公開物へ分ける必要はありません。Publicastaなら、複数の言語版をひとつの恒久リンクにまとめられます。

Publicastaは、「新しい投稿サービスをもうひとつ増やしたい」という理由で生まれたわけではありません。
きっかけは、既存のツールではすっきり解決できなかった、身近で具体的な課題でした。
私たちはここ数年、異なる国で暮らしながら、世界各地の人に向けたプロダクトをつくってきました。最初は、すべて英語で発信するのが自然だと考えていました。テクノロジーの世界では英語が共通語で、多くの人に届くからです。
けれど、「届くこと」と「自然に読めること」は同じではありません。
英語を理解できる人でも、日本語やスペイン語、ドイツ語など、日常的に使う言語の記事を選ぶことが少なくありません。母語なら、文章の温度や細かなニュアンスまで無理なく受け取れます。
読者が増えるにつれて、私たちはひとつの問いに向き合うようになりました。同じ記事を、管理の手間を増やさずに複数の言語で届けるにはどうすればよいのか。
言語ごとのサイト、別々のブログ、複数のプラットフォーム、自作の仕組みも試しました。しかし、どの方法でもひとつの記事が複数の独立した公開物に分かれてしまいました。
URLも設定もアクセスデータも別々です。XやLinkedIn、メール、ニュースレター、LINEで共有するたびに、相手に合うリンクを選ばなければなりません。更新もそれぞれに必要でした。
やがて、問題は編集画面ではなく、記事の扱い方そのものにあると気づきました。
翻訳は新しい記事ではありません。同じ記事の、別の言語版です。
Publicastaはこの考え方を土台にしています。ひとつの言語でも十の言語でも、記事はひとつ。各言語版は著者自身が作成し、管理します。自動生成された文章を、著者が確認した翻訳として扱うことはありません。
すべての言語版は、同じ公開物としてひとつの恒久リンクを共有します。共有するのはそのリンクだけです。読者が開くと、用意されていればブラウザの言語に合う版を表示し、なければ利用できる言語へすぐ切り替えられます。
ひとつの記事。
複数の言語。
変わらない、ひとつのリンク。
このシンプルな仕組みを形にするために、Publicastaをつくりました。
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